ケジメは着きましたか?
投稿日: | 最終更新日時: | カテゴリ:日記・エッセイ・コラム音楽
今年5月25日彼は逝ってしまった。
僕がまだ高校生の頃、フォークギターを傍らに吉田拓郎なぞをつま弾き出した頃、
彼はすでに日本を相手に活動しておりました。
”四人囃子”今では伝説の日本プログレッシブの第一人者グループのベーシスト・・・
”中村真一”その人です。
フォークをやってる者からするとエレキギターをやってる奴は全然違う世界の人だったのです。(もちろん僕だけの思いです)
中学生の頃からアメリカのポップスやロックは深夜ラジオでだいぶ影響は受けておりましたが、当時はフォークが押してたし、やはり馴染みがありました。
彼はその当時からビートルズをやってたそうです。
彼が高校生の時 四人囃子の前身”ザ・サンニン”があったのですが
森園勝敏、岡井大二の同じ高校生からの誘いから始まったのでありました。
その頃彼らは”学園祭荒らし”の悪名?があったほどそれは凄い演奏だったのです。
プロになって出したアルバム”一触即発”これが凄い!このアルバムこそが彼らの
最高傑作です!後にも先にもこれ以上のものは無し!
ある日、当時流行っていたキャロルのライブがあるってんで仲間と観にいったんですが、その時前座でやったのが当時名前も知らなかった”四人囃子”でした。
キャロルは時の人、知ってますよね?ベースとボーカルをやってたのは”矢沢永吉”
リーゼンントのロックンローラーでした。
でも囃子の演奏が始まるとぶっ飛びました! 凄い! 今までに聴いたことが無
音です!あまりの凄さにメインのキャロルはどこを聴いていたのか・・・。
それからロックに目覚めました!
特にベース!細かい事はわかりません!どうでもいいです!とにかくあのベースにシビれたのです。
大学に行ってロックバンド、当然めざすは四人囃子 でも・・・
全然ダメ!いくら耳コピしても分りません!
恥ずかしながら学園祭でやりましたが、「よく恥ずかしくもなくやったよね!」でした。
あれから何十年も経ったある日、BS朝日のある番組で偶然見た四人囃子! いっきに学生時代にタイムスリップです。
何十年ぶりに当時のメンバー集め今度は”親父バンド”です。
(再結成するまでには結構苦労あったな~)
歳とってからのバンド、いいな~!
こんな感情を味わえるのも中村真一さん あなたが居たたからです!あなたが目標でした!神様でした!
右の画像は一昨年のトリビュートバンド忘年会の時、初めてお会いした時のお姿です。
この時が最初で最後の・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました!