いい頃だったな~!
投稿日: | 最終更新日時: | カテゴリ:日記・エッセイ・コラム
今回もぼぉ~っとテレビつけてたら「おっ、懐かしいじゃん!」見入ってしまいました!NHKの「アナザーストーリーズ運命の分岐点」!
1972年に始まった「木枯し紋次郎」は面白かったな~!
あの頃はまだまだ”時代劇”は多くやっていたんだけど、その頃の時代劇とはちょっと違っていて、主人公の紋次郎は「あっしには関わりのねぇこって」っていう”決まり文句”があって、これが一般人というか特別ウデの達 剣客ではなく、面倒くさいものには巻き込まれたくない・・・要は一種の”アウトロー”的な生き方が受けたのか?とにかく市川崑監督の映像が光っておりました!
そしてこの主題歌がまた良かった!
作曲は何たって”六文銭”でフォークをやっていた小室等氏!
歌っていたのは「出発の歌」で大ブレイクした上條恒彦氏なので、まったく時代劇っぽく無く、それがまたまた斬新だったような?とにかく新しい時代劇でありました!
こんなに人気があった番組を他局が指をくわえて見ている訳もなく、対抗馬として出て来たのが「必殺仕掛人」でした!(アナザーストーリーはこんな感じの内容で進んでおりました)
そうなんだよな~、いくら相手が極悪非道の悪者だったとしても、それを”金を貰って殺す”って道徳的にどうなの?って云われていたけど、そんな評論なんてすぐ消えちゃうほど人気があった!
何たって今までには無かったシチュエーションで理屈抜きに面白かった!
役者もあの”山村聡”さんが元締めで”緒形拳”さんも若かったし”林与一”さんも渋かった!
こんな人達がやった今までにない”時代劇”が面白くない訳がない!
1972年の同じこの年、あの「あさま山荘事件」が起こ
りました!これは当然”時代劇”なんかとは次元の違う出来事でしたが、まだ高校生になりたての自分にはよく理解出来ませんでしたよね。
この年は「田中角栄」さんが総理大臣になりました!
さっきの「あさま山荘事件」は良く分からなかったけど、この「田中角栄」さんには高校生にも伝わってくる「オーラ」があった!
今じゃ考えられない時代でした!
常に僕がいう「グレーゾーン」が大流行りだったあの時代!この時代を駆け抜けて来た昭和の方々は今「いい世の中じゃねえな~!」って皆な思ってんじゃないかな?
「クリーン」もいいけど「逃がし処」もつくっておかないと世の中うまく回りませんから~!